
ブバカル・ガイ(Boubacar Gaye / Bouba Gaye)
ジェンベ・コンガ奏者

まずはブバがどんな音楽家なのか、短く紹介するね!
ひとことで紹介
セネガル共和国ダカール出身。現在はオーストラリア・メルボルンを拠点に活動。
西アフリカの伝統リズムを深く身につけ、力強さとしなやかさを併せ持つ演奏で、観客と共演者を惹きつけるマスタードラマーです。
ブバの魅力
伝統に根ざした確かな実力
セネガルで幼少期から打楽器に親しみ、現地の音楽・舞台活動の中で経験を重ねる。
その後、「Le Forest Sacré Ballet du Sénégal」の一員として研鑽を積み、伝統的な西アフリカ音楽と舞台表現の実力を磨きました。
世界で活動を広げる音楽家
日本での音楽活動を経て、ヨーロッパ、オーストラリアへと活動の場を広げ、現在はメルボルンを拠点に活動。多国籍アンサンブル「Ausecuma Beats」の創設メンバーとしても活躍しています。

ブバは、ただリズムを刻むだけじゃないよ。共演者の音を聴いて、バンド全体をぐっと引き上げるんだ!
リズムだけで終わらない表現力
彼のドラミングは、「尊敬・団結・傾聴・表現」というアフリカンドラミングの哲学に深く根ざしています。
力強く喜びに満ちたパフォーマンスでコミュニティのつながりを生み出し、繊細な指先のタッチから爆発的なエネルギーまで自在に操るその演奏は、「歌う打楽器」とも評されます。
共演者に寄り添う感性
西アフリカの伝統リズムを軸にしながら、ジャズ、ブルース、レゲエ、ファンクなど、ジャンルを越えたミュージシャンとも共演。
単なるリズムキープに留まらず、共演者の「間」や「呼吸」に寄り添いながら音楽全体を引き上げる感性も、ブバの大きな魅力です。


ここからは、ブバがこれまで歩んできた経歴を見てみよう!
日本で培った経験、そして国際舞台へ
1997年、ヨーロッパを経て来日。日本で暮らしながら、プロのパーカッショニストとして演奏・指導活動を重ねました。
2000年には、堺市で開催された「西暦2000年世界民族芸能祭 ワッショイ!2000」に出演。
その後、打楽器奏者・作曲家YAS-KAZが音楽を手がけた、Tero Saarinen(テロ・サーリネン)の舞台作品『Kaze(風)』にYas-Kaz Unitのメンバーとして参加。サバール/パーカッションを担当し、2001年のヴェネツィア・ビエンナーレでの世界初演をはじめ、国際舞台にも出演しました。
日本国内でも公演やジェンベ指導を続け、2006年には北海道各地での公演やワークショップに参加。レコーディングでは、FLOATIN’ GROOVE『ORGANIC JAZZ』、ザ・宇宙ステーションズ『OTOKOGOKORO』収録曲にも参加しています。
セネガルで培った伝統を土台に、日本でさまざまな音楽家や舞台表現と出会い、演奏・指導・レコーディング・国際舞台へと活動を広げた経験は、その後のオーストラリアでの活動にもつながっています。
経歴・実績
•国内外の主要フェスティバルに多数出演
(Rainbow Serpent Festival、Woodford Folk Festival、Queenscliff Music Festival ほか)
•セネガルで幼少期から打楽器に親しみ、現地の音楽・舞台活動を通して研鑽を積む
•1996年〜1998年:「Le Forest Sacré Ballet du Sénégal」に所属し、国内各地を巡演
•日本で音楽活動を行い、東京・大阪・北海道・名古屋など各地で公演
•2016年:One Love African Drumming 創設(オーストラリア・メルボルン)
•2017年:多国籍アンサンブル「Ausecuma Beats」創設
•2019年:ファーストアルバム『Ausecuma Beats』発表
•2021年:セカンドアルバム『Musso』発表
演奏シーン


オーストラリアの国際音楽フェスティバル「WOMADelaide」出演時。
ジェンベとは?
ジェンベは、西アフリカに古くから伝わる太鼓です。
一本の木をくり抜いて作った胴に、ヤギの皮を張り、素手で演奏します。
一つの太鼓からさまざまな音を生み出せるのが、ジェンベの大きな特徴です。
中央を叩くと身体に響くような低音、少し外側では輪郭のある中音、さらに縁に近い部分では鋭く抜ける高音。叩く位置や手の使い方によって、まるで一台の太鼓とは思えないほど豊かな音色を奏でることができます。
また、ジェンベには**セゲセゲ(sege sege)**と呼ばれる金属製の共鳴具を取り付けることがあります。演奏すると太鼓の振動に反応して金属が震え、ジェンベの音に独特の響きやざわめきを加えます。

ジェンベは、ただ“ドンドン”と叩く太鼓じゃないよ!低い音、真ん中の音、突き抜けるような高い音まで、手だけでいろんな音を出せるんだ。ブバのジェンベを聴くと、本当に太鼓が歌っているみたい!
ワークショップ・文化交流

ブバはステージで演奏するだけじゃないよ。
オーストラリアでは、子どもたちや学生にジェンベを教えるワークショップも行っています。
音楽を通して、西アフリカの文化やリズムを直接伝えています。
オーストラリア・メルボルンの小学校で行われたワークショップの 様子。子どもたちがジェンベを手に、ブバカール・ガイと一緒に リズムを刻んでいます。教室に響く太鼓の音と、夢中になって 演奏する子どもたちの笑顔が印象的な一場面です。

フランス語を学ぶ中高生を対象に行われた、ジェンベ・アフリカン ドラミング・ワークショップの様子。西アフリカにおけるフランス語 圏の歴史や文化を学びながら、伝統的なダンスとジェンベの演奏を 体験しました。言語学習と音楽・文化体験を組み合わせた、ユニーク で活気あふれる授業となりました。
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ブバの音楽には、故郷や家族、仲間とのつながりも込められています。
『Dakar Bamako』は、長年離れていた故郷へ帰り、そこで生まれた特別な作品です。
『Dakar Bamako』― 故郷と仲間をつないだ音楽
Ausecuma Beats のブバカル・ガイとバシディ・コネによる アルバム『Dakar Bamako』。2022年、長年離れていた故郷セネガル・ マリへ帰還し、家族やコミュニティと再会を果たした二人が、 ダカールで10日間かけて制作した特別な一枚です。セネガル・マリ・ オーストラリア・ヨーロッパのミュージシャンが参加しました。

音楽には、人と人をもう一度つなぐ力がある。ブバが大切にしている思いが、この作品にも込められています。
▶ Apple Musicで『Dakar Bamako』を聴く
「Dakar Bamako」は「希望」を意味し、この作品の制作過程のように すべての人が互いを受け入れ合えれば、世界はより平和になる――。 音楽には人々を結びつける力がある、というブバカルの信念が 込められた一枚です。
他の出演アーティスト
▶ Amadou Suso(アマドゥ・スソ)のプロフィール
▶ Bassidi Koné(バシディ・コネ)のプロフィール
■公式リンク
Ausecuma Beats(Instagram):→現在の音楽活動・演奏を見る
One Love African Drumming(Facebook):→ブバ自身の活動を見る


