
■Amadou Suso(アマドゥ・スソ)
奏者・ヴォーカリスト・語り部/ガンビア
西アフリカ・ガンビア共和国出身。
代々、音楽・歴史・物語を伝えてきたグリオ(ジャリ)の音楽家一族に生まれ、幼い頃からコラとともに育ったプロフェッショナル・ミュージシャンです。
長い伝統を受け継ぎながら、ジャズ、ファンク、ブルースなど現代の音楽とも自在に交わり、コラの新しい可能性を広げています。

アマドゥは、ただコラを演奏しているだけじゃないんだよ。何世代にもわたって音楽や歴史を伝えてきた“ジャリ(グリオ)”の家系に生まれ、その伝統を受け継いでいるんだ。
受け継がれるコラの伝統
アマドゥは、コラの始祖とされるKoriang Musa Suso(コリアン・ムサ・スソ)へと連なる音楽家の系譜を受け継いでいます。
父 Bajaly Suso(バジャリー・スソ) も、世界各地で演奏活動を行ってきたコラの名手。
叔父 Foday Musa Suso(フォデイ・ムサ・スソ) は、世界的に知られるコラ奏者・作曲家で、伝説的ジャズ・ピアニスト Herbie Hancock(ハービー・ハンコック) と共演・録音を重ね、『Village Life』などの作品を残しています。
アマドゥは、こうした長い音楽の歴史を受け継ぐジャリ(グリオ)として、演奏だけでなく、音楽を通して文化や物語を伝え続けています。

ところで、コラってどんな楽器か知ってる? 大きなひょうたんから作られていて、弦には釣り糸も使われるんだよ。見た目も音の出し方も、とってもおもしろい楽器なんだ!
コラとは?
コラは、西アフリカに伝わる伝統的な弦楽器です。
大きなひょうたん(カラバッシュ)を半分に割って共鳴胴とし、その上に皮を張って作られます。
一般的なコラは21弦。
アマドゥが演奏するコラは22弦です。
現在では、ナイロン製の釣り糸が弦として使われることも多く、両手の親指と人差し指を使って演奏します。
ハープのような透明感のある旋律と、リズム楽器のような躍動感。その両方をあわせ持つのがコラの大きな魅力です。

アマドゥのコラは、きれいな音だけじゃないよ!低音、旋律、リズムが一度に重なって、一人で弾いているとは思えないくらい音が広がるんだ。
伝統を受け継ぎ、さらにその先へ
アマドゥの魅力は、伝統を守るだけではありません。
繊細な旋律から、複雑なリズム、高速のフレーズ、即興演奏まで、22本の弦から次々と音を生み出していきます。
そして時には、コラを逆さにして演奏する大胆なパフォーマンスも披露。
その自由でエネルギッシュな演奏から、オーストラリアでは
“Jimi Hendrix of the kora”
「コラのジミ・ヘンドリックス」
とも称されています。


コラを逆さにしても弾いちゃう!長い伝統を受け継ぎながら、型にはまらない自由な演奏がアマドゥのすごいところなんだ。
長い歴史を持つ伝統楽器を、過去の音楽としてではなく、今を生きる音楽として鳴らしている。それがアマドゥの大きな魅力です。
国際的な活動・共演
アマドゥは、西アフリカの伝統的なマンディング音楽を土台にしながら、ジャズやフュージョンなど、さまざまな現代音楽の分野でも活動しています。
これまでに、世界各国のアーティストと共演・コラボレーションを重ねてきました。
国際的な活動・共演
アマドゥは、西アフリカの伝統的なマンディング音楽を土台にしながら、ジャズやフュージョンなど、さまざまな現代音楽の分野でも活動しています。
これまでに、世界各国のアーティストと共演・コラボレーションを重ねてきました。
- Kasiva Mutua(カシヴァ・ムトゥア)
ケニアのパーカッショニスト/ドラマー、シンガーソングライター、作曲家。国際的に活動するアーティストです。 - Wizkid(ウィズキッド)
ナイジェリア出身のアフロビーツ・シンガー/ソングライター。世界的な音楽シーンで活躍するアーティストです。 - Sampa the Great(サンパ・ザ・グレート)
ザンビア出身のラッパー/シンガー。国際的な音楽シーンで活躍するアーティストです。 - Steve Berry(スティーブ・ベリー)
オーストラリアのギタリスト/作曲家。アマドゥとはJaaleekaayでも共に活動してきました。 - Seckou Keita(セク・ケイタ)
セネガル出身の国際的なコラ奏者。西アフリカの伝統音楽を基盤に、世界各地で幅広い音楽活動を行っています。

また、アマドゥが演奏に参加した作品「Breathing Space(ブリージング・スペース)」は、2024年のArt Music Awards(アート・ミュージック・アワード)で「Work of the Year: Electroacoustic / Sound Art(ワーク・オブ・ザ・イヤー:エレクトロアコースティック/サウンド・アート)」を受賞しています。
伝統的なコラ奏者としてだけでなく、国やジャンルを越えてさまざまな音楽家と共演できる柔軟さと表現力も、アマドゥの大きな魅力です。
伝統的なコラ奏者としてだけでなく、国やジャンルを越えてさまざまな音楽家と共演できる柔軟さと表現力も、アマドゥの大きな魅力です。
主な活動・実績

アマドゥは、伝統的なコラ奏者というだけじゃないよ!
WOMADelaideやMelbourne Recital Centre、Monash Universityなど、オーストラリアを代表するフェスティバルや音楽・教育機関でも活躍しているんだ。
受け継いできた音楽を大切にしながら、いろいろなジャンルの音楽家とも自由に共演できるところが、アマドゥの大きな魅力だよ!
●2025年|WOMADelaide(オーストラリア)
The Mandé Spiritのメンバーとして出演。ガンビア、マリ、ギニアにルーツを持つ音楽家たちとともに、西アフリカの伝統音楽を国際的な舞台で届けました。
●2026年|Melbourne Recital Centre(オーストラリア)
Mande Blues Ensembleのメンバーとして出演。西アフリカの音楽とギリシャのRebetikoを結ぶコラボレーション公演に参加しました。
●2026年|Monash University Performing Arts Centres(オーストラリア)
コラ奏者としてソロ公演に出演。グリオの伝統を受け継ぐ音楽家として、22弦のコラによる演奏を披露しました。
主なフェスティバル出演
- WOMADelaide(ウォマデレード)
- Woodford Folk Festival(ウッドフォード・フォーク・フェスティバル)
- Melbourne International Jazz Festival(メルボルン・インターナショナル・ジャズ・フェスティバル)
- Port Fairy Folk Festival(ポート・フェアリー・フォーク・フェスティバル)
- Dark Mofo(ダーク・モフォ)
- National Folk Festival(ナショナル・フォーク・フェスティバル)
- Mullum Music Festival(マラム・ミュージック・フェスティバル)
- Meredith Music Festival(メレディス・ミュージック・フェスティバル)
- Moomba Festival(ムンバ・フェスティバル)
など、オーストラリア各地の主要フェスティバルに出演。
主なコンサート会場
- Melbourne Recital Centre(メルボルン・リサイタル・センター)
- Hamer Hall(ハマー・ホール)
- Monash University Performing Arts Centres(モナシュ大学パフォーミング・アーツ・センターズ)
メルボルンを代表するコンサートホールや大学の舞台芸術施設など、さまざまな会場で演奏しています。
音源・バンド活動
- Jaaleekaay(ジャーリーカーイ)
2013年、ガンビアでオーストラリア人ギタリストのSteve Berry(スティーブ・ベリー)、ガンビア人歌手のYusupha Ngum(ユスファ・ングム)とともに結成。ガンビアとオーストラリアの音楽をつなぐ活動を展開してきました。 - The Senegambian Jazz Band(ザ・セネガンビアン・ジャズ・バンド)
コラ、ヴォーカル、作曲を担当。セネガルとガンビアの伝統的なリズムを土台に、ジャズ、ファンク、ラテンなどを融合した音楽に取り組んでいます。 - Mandé Blues Ensemble(マンデ・ブルース・アンサンブル)
現在はメルボルンを拠点に、Aboubacar Djéliké Kouyaté(アブバカール・ジェリケ・クヤテ)らとともに、西アフリカの伝統とブルースを結ぶ音楽に取り組んでいます。 - ソロ活動
現在、新しいソロアルバムを制作しています。

まずは、アマドゥのコラの美しい音を聴いてみてね。
そして次は、同じコラとは思えないくらい大胆な“逆さコラ”の演奏も!

次は、ブバがアマドゥを紹介してくれたときに送ってくれた、The Senegambian Jazz Bandの映像。
“コラってこんなにジャズになるんだ!”と思わせる、自由でめちゃくちゃカッコいい演奏です。
他の出演アーティスト
▶ Boubacar Gaye(ブバカル・ガイ)のプロフィール
▶ Bassidi Koné(バシディ・コネ)のプロフィール
公式リンク


